結論

僕が人の話を聞いていないのではなく、彼女自身が自分の話を僕にただ聞いて欲しかっただけだ。


真正面に考えて、酷く疲れた。

彼女は直接この事を伝えられたと思っているのかも知れないが、最後の最後まで女性特有の間接的な伝え方だった。

同じ動物であっても男女とゆう性差で大きく違っていて、゛差゛とゆうのは不得意を蔑む事じゃなくて。

違いが在ってありのままなんだ。


男女がそれぞれ使う言葉は、女性の場合は気持ち。男の場合は意味である。

女性の気持ちを解ろうとすれば気持ちの意味が説かれてくる。

男の意味を解ろうとすれば気持ちが見えてくる。

異性に自分が伝えたい事柄を伝えるには、間接的にではなくて直接的に判りやすく伝える事が肝心なんだ。




あと、自分以外の友人・知人の悪い点への指摘に対して。

ここが悪いから直した方が良いとゆう一言を伝えるだけで良いのに、わざわざと嘲笑を加えて恰も自分が優位である事を示す必要はない。

尚且つ、そうゆう輩が指摘した点は自身が自分で直した方が良いと思っている事柄であるのは歴然たる事実。

気付かずに指摘を行っている姿を目にすると溜め息しかでない。

類似した事で、心配性の人や煩く言う人間は意識して、そうならない様にと周囲に言い触らすものだ。


彼女は言った「話を聞かないと持ち味が活かせない」と。

ここ数年で獲得したであろうその言葉は、僕にとってかれこれ生まれてから今まで既に毎日のように聞かされ続けてきた言葉だ。

一人っ子の人に末の兄姉からの抑圧は計り知れないことだろう。
数年で獲得した言葉を恰も知らぬであろう僕に嘲笑を浮かべながら放った事が自身を嘲笑う結果になったとは。






嘲笑った人間に少し笑みを浮かべるのが、正に本当の嘲笑なのだ。