勤労学生

2010年8月14日 日常

勤労学生。

これは定時制の頃によく語っていた話だった。
自分は勉強が嫌いになって受験に落ち、行く先が近くの定時制になったという事から始まった。始まったとすれば、何もかもあの事件から今の僕が始まっているのだけれども。

定時制に入学して、これからバイトをしてのんびり定時制という普通ではない学生生活を過ごそうかと思っていたときの事。
その定時制から近いモスバーガーでバイトをやろうとして落ちてしまい、帰ってみたら母から「解体屋さんの面接に行って見たら」という話しがあった。

そのときの自分はまったくもって解体屋を、自動車解体業をやるつもりは無くて、面接だけを受けに入ったらまんまと社長の奥さんの「一日6000円」に騙されてしまった。

バイトをしたことがない人間が、大金を手にした事が無い僕がその一日でそんなにもお金が貰えると言う事は本当にビックリした。麻薬を手にしたかのように酔ってしまった。



そこから、地獄のような・・・、そう、初めて自分の財産と成る生活が始まったんだ。



それから今、また勤労学生として大学に通っている。
解体屋さんは辞めてしまったが、今年の夏休みは運良く解体屋から連絡があって、スタンドのバイトが無い時は全て解体屋で働いている。

夏休みの期間、目標として50万稼ぐ事を決めていたが、どうやら今回は無理らしい。精々頑張ったとしても35万にしかならない。
この全てのお金…まぁ、生活費を除いたすべてのお金が来年の学費になる。

奨学金を大分使ってしまっているので、本格的に出費は抑えたい。
出費は抑えたいけど、やはり何処かへ出かけたい。ジレンマだ。

毎日毎日、流石に仕事続きで疲れてしまう。

誰からか連絡があるわけでもない携帯電話は自分のブログと徳永氏のブログにニュースサイトを閲覧する端末と成っている。
自分の携帯は誰かからはほぼ掛からない。自分から誰かにかける為にあるみたいだ。何故なら、僕は100%誘う人間だからだ。

誰かから誘われたいと思いながら、一生懸命日にちを聞いて決めて。挙がってくる問題にアレコレ考えながら対処をして、それでも誰からも誘われない。

毎日毎日、仕事をしていると刺激が無くてつまらなくて、ボヤキたくなるのさ。




勤労学生はどうやら今年もまともな夏休みを送れない様だ。


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