仮 独り暮らし

いま、母親が孫の世話の為に家を空けている。
ここ最近母親が家開けることが多くなって、気持ちがだいぶ楽になっている。

いちいち顔を伺わなければならない人と同じ空間を共にしたくない。

家には長兄も居るが、彼は寝に帰ってくる様なものである。
だから、いまは仮の独り暮らしも言っても過言じゃない。

毎日朝早く起きて、朝食を準備して学校に行く為の支度をして出かけて行く。帰ってくれば明日の夕飯の準備が待っていて、洗濯も、風呂の準備も、そしてゴミ屋敷の我が家を片す時間になる。もちろん、勉強する時間を確保しなくちゃいけないから、本当ならもっと早い時間に寝たいんだけど、この時間になってしまった。

ドイツ語検定の願書を提出したから必ず検定試験に向けて勉強をしたいし、大学の単位を落とさないように予習をすることも欠かさない。慣れるまでが大変だ。


だけど強い味方がいる。