Geschichte(story:物語)

1984年の東ベルリン。国家保安省(シュタージ)の局員ヴィースラー大尉は国家に忠誠を誓っていた。ある日彼は、反体制の疑いのある劇作家ドライマンとその同棲相手の舞台女優クリスタを監視するよう命じられる。さっそくドライマンのアパートには盗聴器が仕掛けられ、ヴィースラーは徹底した監視を開始する。しかし、聴こえてくる彼らの世界にヴィースラーは次第に共鳴していく。そして、ドライマンが弾いたピアノソナタを耳にした時、ヴィースラーの心は激しく揺さぶられる。

wikipediaより。


感想はまさに〆のよさに涙した。
主人公のヴィースラーがドライマンの家に仕掛けた盗聴器によって毎日、隅から隅まで情報を得ていくうちに、ドライマンたちが語る世界に自分の信念を揺さぶられていき、その中で最後の締めとしての複線が隠されていて、淡々としたGeschichteだったのが、あの一言によって見ている人の情を揺さぶった。

歴史的社会背景を考えると、この映画は息苦しい生活と権力からの圧力、そして自分が助かるために仲間を裏切らなくてはならない、裏切りたくない、義務と道徳観が表されていた。個人の秘密が筒抜けになっている社会というのは人の心理的な疲労はとても高い。何故なら人は秘密という情報価値(社会的交換理論)によって自分の存在と他人との間で個人情報を対価にして生活をしているからだ。だから、東ドイツの社会状況かは一言、凄まじいといえる。

Letzet Nach((昨夜)9ヶ月ぶりにArbeitenをしてきて、Gehalt(給料)を貰ったから、TUTAYAで尾崎豊のCDとDeutsch FilmのDVDを借りてきた。前々からドイツ映画を見ようと思っていたんだけど、その機会を自ら逃していたから、せっかっく貰ったこのGeld verschwindstでFilmを借りた。

これで少し、Deutschlandについて詳しくなった。

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