ヨーロッパにおける大学の卒業学位。一つ覚えた。
http://m.kotobank.jp/word/bachelor

コメント

みかん
みかん
2013年3月20日0:03

すんません、あともうひとつ。
bachelorは、日本の四年生大学の「大学卒業」の値する学位です。
どこの大学でもいいから、とにかく卒業しちゃえば、bachelorを取得したことになります。
短大は、ヨーロッパにはない大学ジャンルなので、卒業してもbachelorを取得したことになりません。だから、ヨーロッパの大学に進学したい・企業に就職したい女性は、短大を避けたほうが無難です。学籍登録のさいに、すごくやっかいな事になります。

そもそもヨーロッパは大学進学者が少なく、大学入学資格の合格(ドイツはAbitur、フランスはバカロレア)のみ取得して、職業訓練コースに進む若者が多いです。これは決して妥協の道ではなく、むしろ、その方が良い職業に就けます。大学はあくまで専門の道を深める場所なので、その専門で職業を探すつもりがないから、大学生活4~8年間は無駄となります。
大学まで進学した場合は、bachelorの先のMasterまで進む人が多いです。そのほうが、専門を深められるし、職のチャンスも広がります。たしか、ドイツで小学校の先生になるには、Master(修士)まで取得しないといけません。厳しいですよね。

ドイツで暮らして不便なことは、「ドイツでは普通、むしろ、優秀なキャリアを積んでいる」ことが、日本の価値観に照らし合わせると「低学歴、大学が有名じゃない、転職してばかり、保障がない職業に就いている」になってしまうことです。うちの息子も、ドイツで育つとすれば、中学校卒業も考えられるし、決してそれはドイツでは恥ずかしいことではありません。(職人になる場合は中学校卒業が多いです) でも、日本で働くとなると、この学歴では就職が厳しい。
そういう点で、二重の国籍を持った子どもは大変かもしれません。