老人は斜めを向く。
時や経験を重ねると、多分人は時間軸に自分の存在を置くのだろう。

いま生きていることより、自分が生きてきて憶えている事柄について深く洞察を深めようとする。それは労力を一切必要としないお酒なのだろう。自分の性質が必要とする一切の全てが経験となり熟成させる。いや、しないのかもしれない。これはわからないや。

20代前半は若々しく20代後半は魅力的であるかもしくは、老けるか。



それにしても洗剤が落としきれてないジョッキで、尚且つ5年ぶりに飲んだクリアアサヒは美味しくない。やれやれ、自分に悩んでいるときは上手くいかないものだ。自分の性質に多動性と双極性のようなもの(あるいは思い込み)があることを発見して、対処は打てるけど、やれ、思考の自動化まで動かすのはいつの時代の自分も骨が折れる。

他人にかける言葉は自分に投げる言葉だと自負しているのだけど、やはり石田衣良のスローグッバイにある「泣かなくちゃ始まらないことだってある」は他者にかける言葉ではなくて、自分にかける言葉だった。

コメント