際立たせたいから。
あと一般的に知られている心理学用語は誤解されているので、調べないとわからない。タイトルに天使を抹殺するってとてもおっかない、言葉を使ってるんだけど…心理士や援助専門家が、例えば災害現場に入って、すぐに体験せざるおえないことを表しています。

「困っている人を助けたい」から助けられない無力感に陥り、「私は誰も助けられない」に至ると。ある人は人を助けられると思っている、おこがましさと美徳を、悪魔と評して、災害現場や震災に向かって「悪魔を殺してこい、出会ってこい」と言うそうです。

人を助ける仕事に就く人は、利他的な思考と優しさと傷つき体験を持っている人が多いです。傷つけられたから、傷つけようではなく愛そうとする人。もしくは愛してあげるといって、他人を嬲るような悪魔になる人もいます。

メサイアコンプレックは強烈な自己不全感から他人を助けて、自分の自己効力感を得ようと行動します。これは自然な状態ではないと考えます。よくアンパンマンの話を持ち上げますが、アンパンマンは新しい焼きたてのパンの時に、パンを町のみんなにあげたり、バイキンマンを追い払ったりします。欠けていたら、あげることも追い払うこともできません。つまり、心やからだ、環境をよくしないといけない人物なのが、メサイアコンプレックを持たざるおえなかったひとです。

持たされたと書きましたが、自己不全感は一人で陥っていくものじゃないです。そこには必ず、不幸になるような思考へ向かわせる人間関係や環境があります。その人だけが作り上げた…感情で色付けされた複合体ではない、のです。ナルシストはその典型です。自分が辛いことを気づいてもらった経験が少ないひとが、自分を守るために利己的な判断をするナルシストへ走らせる。理解されないのなら破滅しようと。

人が愛されているとか理解されていると感じられるのは、相手からの行動ではなく、自分が理解されたと思うことによってのみだと考えます。ホルモンや神経伝達物質を他人が操作できるわけじゃない。

人間は対話によって世界に保存され、自己洞察によって愛される。幸せは没頭のなかに。


災害現場に赴いて思うことは、心理士なんて必要じゃないと自己洞察するそうです。
クライアントと呼ばれる人たちは、ただこちらが見守っているだけで、問題を解決するからなんだそうな。ただ在るだけでいい存在に、ある種…車の触媒効果と似ていますね。、

コメント