やっと取り組める

対人恐怖症に関して。
前から女性恐怖症なんだと思う。

それは自己不全感があるからだと思う。僕は定時制に入って働き始めるまで太っていた。中学卒業の時は顔はパンパンだったように思える。あと小学生の頃かその前から長兄にデブだな相撲取りだの散々なことを言われた。また姉なんか、僕の幼少期が病気がちで、母親を取られたという王座失墜経験から嫉妬して、事あるごとにちょっかいを出された。本当にうるさかった。

定時制に入ってから姉と会うことは少なくなったけれど、女性恐怖症のトリガーになったのは次兄が孕ませて結婚したこと。もう13年になるのか。それから4年ほど経って姉の妊娠と結婚そして離婚。男は逃げた。

妊娠っていうイベントで人生が大きく左右されてしまうことに、15歳の僕は衝撃を受けた。兄はバイトを掛け持ちしてヘトヘトになり、姉は憎しみを持った。しかも、責任が取れない男がどんな風に見られているのかということも知ってしまった。

僕はそんな風になりたくない。
しかも耐えに耐え続けて、キャリアを歩み始められるときにそんなことになりたくない。大学在学中も、頭の片隅でやっと大学に来れたのに退学なんかしたくない思いがあった。ヘトヘトになって稼いだお金が学費に消えて、疲れから朝に起きれなくて簡単に単位を落として。

でもなぜこんなにも悩むのか。それは欲望を満たしたいから。
単純に健康にいいし世界がカラフルに見える。生きている意味なんか簡単に持てる。

キャリアと欲望が噛み合わない。
君は真面目だねってよく言われる。君ほどのルックスなら簡単に付き合える人がいるはずなのにどうしてしないのかと尋ねられる。誰でもいいわけじゃない。この身体を使って愛したい人を愛したい。好きでもない人と寝て望まない妊娠になったら自殺する。理想が高いんじゃない、リスク管理が高いんだ。

身籠ったら産むっていうのが女の人だ。法は男を縛るものだ。

セックスがしたいけど怖い。