4月18日の日記

僕にとってアイデンティティ確立は難しい課題だ。
一番切磋琢磨するじきに、僕は鉄と戦ってた。自動車解体で鉄と、昔気質の工場長の鉄の頑固さと、自分を取り巻く社会の厚い鉄と。

３０目前でアイデンティティにかんして考えるとは思わなかった。
お金に関しては相当苦労すると見立てていたけれど、どこまでも幼さを感じるこころを携えるとは。

ただ、生涯発達心理ではアイデンティティ確立と拡散はいつだって起こることを述べているし、人の営みの中でうまくいくときと行かないときがあるし、楽観的に考えても良いはず。それにちゃんとした親父になりたいとおもって苦心してきた。

あるかどうかわからない、けれどあるかもしれない負の世代間伝達を断ち切るために。
かっこいいおとなになりたい、そう君は思ったのは間違いがない。君も思うだろう？これほどの荒波に揉まれてよく生きていられたと。まぁ、簡単な社会通念を親が教えてくれれば、大変さも少なかったとは思うけれど。そこは、もう大丈夫だ。

君は逞しい。弱さをさらけ出していくときで、そしたら君の魅力は増すんじゃないかな？