誰の目にも映らない

自分の事情は自分しか知らない。他人に訴えても伝わらないという信条がある。痛いことは我慢するのではなく訴える必要があるのは、黒桐幹也のことばだけれど。ほんとうに色々とやってられない。
ADHDの生育歴から回避性と強迫性パーソナリティを獲得したって獲得した？いや、出来上がってしまって、この性格診断でさえ他人から見た自分なのだ。本当にクソ喰らえだと思う。日本人に、いや、私に最も足らないのは「うるせぇてめぇ」の一言だ。
怒らないように、周りの気分に振り回されないように努めてきて、流石に飽きた。綺麗に収まりつづけようとしたのはもうやめよう。
自分から湧き出てくる怒りを大切にして、意見を息を吐くように述べる。それは病院実習に行ってからの夢と目標だったのだから。そもそも、意見をちゃんと聞いてくれる人や環境に私はいなかった。これを見ている友人達はそんなことはないだろうと反論すると思うけど、それすら私にとって環境であって私に決断を求めるロゴスだ。

「書けないのは言葉にできないのは考えている量が足らない」
それはそうだが、意見が瞬時に出る器質・からだを持ち合わせていたかったよ。伸ばしてくれる人の元で生きていたかったよ。圧政や逆境につづ逆境。訴える必要があるのは誰かがよしと言ってくれた時。車輪の下でゴロゴロと体は周り、腕は疲労困憊で手は希望を掴めない。

人はあっけなく死んでいく。なぜあの子がとみな口にして、その子は死んでいく。


誰も他人に興味がない世界で重い腕を伸ばして子どもは死んでいく。